浜松市PTA連絡協議会
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総務委員研修会 山﨑美代子氏講演

10月27日(木)、浜松市教育会館において、総務委員研修会を実施しました。今年度は、初めての企画として、総務委員だけでなく、より多くの方に講演を聞いていただけるように、Zoomの設定をしました。総務委員、本部役員が26人、オンラインで27人が参加して頂きました。

テーマ「信じる!見守る!励ます!がんばる我が子へのアドラー心理学【勇気づけ】を学ぼう」アドラー心理学をベースに心が軽くなる話をしていただきました。ご自分の体験を踏まえた説得力のある話でした。

参加者からは、「目からウロコどころではなく、目から涙があふれました。」「子供を成長させるには、自分が成長することが大切ということが分かりました。」「人はいつからでも どこからでも 変われるという言葉に勇気をもらいました。」といった感想が聞かれました。講演会の内容は、後ほど、HPの参考資料の中で紹介します。

【参加者感想】

 アドラー心理学って?と不思議に思う方多いのではないのでしょうか。人間にこそふさわしい理論構築をした最初の心理学者で、「人は目的のもと生きている、幸せになるには勇気を持つ」と、唱えています。勇気という言葉を知っていても、理解しているかと聞かれたらみなさんはいかがですか?
 今の世の中インターネットが普及していて自分で考えることが少なくなっています。勇気とは、困難を克服する力。やってみないとわからない、知らないような事柄に挑戦すること「わかっているつもり」でいることは学びの妨げになりえます。ぜひ今この瞬間から思い出す力、学ぼうとする力を習慣化してみましょう。そしてお子さんに今度は勇気づけしてあげてください。

 具体的にどのように勇気づけしてあげれば良いのか。まず褒めるのと勇気づけるのは違います。褒めるのは良いことをした時に。勇気づけはどんな時でも使えます。相手の関心に関心を持って「目」で見て「耳」で聞いて「心」で感じるところから始まります。私たちは自分の経験や過去から今の自分がいます。それは自分にとって正解なのです。しかしですが相手にとってみたらそれは正解とは限りません。自分と相手との違いを否定しない、思い込みで決めてジャッジをしないことです。

 こうしたほうがいいよ!こうしなさい!だめ!などなど…よく子供たちに言っていませんか? 最初から否定しないでまずは話を聴いてコミュニケーションをとってみましょう。

 勇気づけをしたら今度は見守ることも必要です。これが親からすると難しい問題ですが、でも子供にとっては失敗することも大切なことです。例えば、子供たちがゲームに夢中になるのは、失敗を経験して次はうまくいくように頑張るからです。失敗(過去)→成功(未来)これが必然とできているのです。寒くなってきたら上着を着なさいと着させたりもしますが、先回りして言ってあげるのではなくて、まず寒いと経験することで自分で寒いな、上着を着なきゃと判断できるようになります。親が経験して得たこと(正解)を教えるのも良いですが、その課題が誰のものなのかどういう選択をするのかは子供の自由なのです。 少し寂しい気持ちもありますが子育ては手放すことも大事です。勇気づけをしていくと必然的に私たち親も成長していけるのではないでしょうか。

 最後に、私たち大人も成長する勇気を持とう!人生なんとかなる!人はいつからでもどこからでも変われるよ!親と子供、そして夫婦やパートナー同士で支え合い協力しながら、今この瞬間から成長していけるようになるといいなと思いました。